NBA=殿堂入りのビル・ウォルトン氏が死去、71歳
[27日 ロイター] - 米プロバスケットボール協会(NBA)は27日、バスケットボール殿堂入りも果たしたビル・ウォルトン氏が、がん闘病の末に71歳で死去したと発表した。 名センターだったウォルトン氏はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で活躍後、1974年のNBAドラフト全体1位でトレイルブレーザーズから指名。76─77年シーズンのファイナル優勝に貢献すると、77─78年にはMVPを獲得した。85─86年にはセルティックスで2度目の優勝を経験した。 引退後はスポーツ放送に携わり、試合中に哲学的な発言をする自由奔放なキャラクターで親しまれた。 NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は「ビル・ウォルトンは本当に唯一無二の存在だった」との声明を発表。選手やコメンテーターとしての功績をたたえた上で「最も記憶に残るのは彼の人生に対する情熱」と哀悼の意を示した。