「生産性低い」が一発逆転、できる上司“3つの質問” 生産性が伸び悩む組織は会話に「数」が足りない
「数字に弱く、論理的に考えられない」 「何が言いたいのかわからないと言われてしまう」 「魅力的なプレゼンができない」 これらすべての悩みを解決し、2万人の「どんなときでも成果を出せるビジネスパーソン」を育てた実績を持つビジネス数学の第一人者、深沢真太郎氏が、生産性・評価・信頼のすべてを最短距離で爆増させる技術を徹底的に解説した、深沢氏の集大成とも言える書籍、『「数学的」な仕事術大全』を上梓した。 【写真】すべてのビジネスパーソンの仕事が劇的に変わる、「数学的なビジネススキル」を徹底的に解説! 今回は「生産性」について取り上げ、社員同士の会話の中に潜む生産性が上がらない理由と、生産性が高い組織の上司が頻繁に投げかける3つの質問を紹介する。
■生産性が上がらない理由は、社員同士の「会話」にある 「ウチの会社の生産性を上げたい」 あなたがコンサルタントだとして、クライアントからそんな相談を受けたらどうしますか。 生産性を上げる。とても簡単に表現できることですが、実際にそれを実現するとなると極めて難しいテーマではないでしょうか。 私なりのたとえを表現するなら、まるで「異性にモテるようになりたいんですけど、どうしたらいいですか?」と質問されていることと同じです。
国内唯一のビジネス数学教育家、人材育成・教育の専門家として10年以上も活動していると、クライアント企業から「ウチの会社の生産性を上げたい」という相談も頻繁に受けることになります。 生産性という言いやすい言葉を排除し、その奥にある本当の目的を明らかにしていくと、多くの場合にたどり着く結論があります。 「社員同士が、適切な会話をしていない」 注目していただきたいのは、「会話」であるということです。つまり日常の何気ないコミュニケーションに会社の生産性が上がらない決定的な理由が隠れているのです。
適切な会話をしていないということは、適切な情報共有がされていないということです。適切な情報共有がされていないということは、組織全体として適切な行動ができないことになります。 組織全体として適切な行動ができなければ、その組織が成果をあげることは100%ありません。つまり組織を変えるためのキーファクターは会話なのです。 ■日本の企業は「数会話」が足りない ただし、単に会話を増やせばいいというものではありません。無理やりお喋りする時間を増やし、雑談上手な組織を目指した結果、成果が飛躍的にアップしたなどという話は(少なくとも私は)聞いたことがありません。