石川祐希「フルセットで勝てて良かった」最多21得点 ミラノ初勝利で1勝1敗 セリエA3位決定戦第2戦
バレーボール男子イタリア1部リーグ(セリエA1)プレーオフの3戦先勝方式の3位決定戦第2戦が20日にミラノで行われ、日本代表・石川祐希(28)が所属するレギュラーシーズン6位のミラノは、ホームで同1位のトレンティーノに3―2(26―24、17―25、25―16、25―27、22―20)で競り勝ち、対戦成績を1勝1敗とした。 ミラノが苦しみながら激闘を制して初勝利を手にした。第1セットは終盤に追いつかれジュースまでもつれたもののトレンティーノを振り切って先取。第2セットを落としたが、第3セットは大差をつけて奪い返した。 競り合いとなった第4セットは2度マッチポイントを握りながらものにできず、逆転で落としてセットカウント2―2になった。 最終第5セットは先行を許す苦しい展開となり、6度続けてマッチポイントを握られた。しかし驚異的な粘りを見せて逆転した。 石川は全5セットで先発出場。サービスエース1得点、ブロック2得点を含むチーム最多の21得点を挙げた。第5セット終盤には15―16から起死回生のスパイク、19―19から豪快なバックアタックを決めて勝利に貢献。要所で見せた好レシーブも光った。 石川は「今日はフルセットで勝てたので、まず良かったです。(勝利数が)1対1になったので残り最低でも2戦ありますし、しっかりと(次の)3戦目が大事になってくるので相手のホームでしっかり勝ち切って、またこのミラノのホームで試合ができるように、しっかり準備していきたいと思います」とコメントした。 第3戦は24日にトレンティーノのホームで行われる。