22日に高知市中心部で起きた強盗致傷事件。逃げた容疑者2人を取り押さえたのは30代の男性2人でした。さんさんテレビは犯人逮捕に貢献した男性2人から事件の一部始終を聞くことができました。 22日午前1時過ぎ、高知市帯屋町の防犯カメラが捉えた映像です。画面奥の2人が強盗致傷事件の容疑者で背中を見せている通りかかった男性が容疑者を取り押さえようとしています。容疑者の逮捕に貢献した高知市の自営業・田所さんと会社役員の栗林さんがさんさんテレビの取材に応じ事件の一部始終を語ってくれました。 犯人逮捕に貢献した栗林 真也さん： 「殴る蹴るの暴行を2人で1人を一方的に暴行していた。被害者が横たわっているところに顔に蹴りをした」 Q.被害者の様子は？ 「けっこうぐったりした感じ」 田所さんと栗林さんは高知市帯屋町の商店街で40代男性を暴行する容疑者の男2人を目撃。やめるよう声をかけると2人が逃げたため追いかけました。 栗林さん： 「よくよく話を聞いたら倒れている被害者が財布をとらえれたと聞いたので」 逃走から2～3分後、現場から数百メートル離れた大丸の北側の路地で田所さんが男2人をつかまえます。しかしー 犯人逮捕に貢献した田所 大治郎さん： 「あれは自ら脱いだ。逃げるために脱いで、僕が服をつかんでいたので…脱いで逃げようとしたので」 その様子がこちらです。田所さんに取り押さえられた容疑者はスルリとTシャツを脱ぎ捨てて逃走します。しかし、なぜか再び現場へ戻る容疑者。そしてさらにもみあいとなり容疑者2人とも上半身がほとんど裸の状態に。 栗林さん： 「激しく抵抗したので倒したというより羽交い絞め的な感じで動かないようにした」 栗林さんの通報で駆け付けた警察が香川県高松市の佐々木夢翔容疑者(27)と寺内浩輝容疑者(29)を逮捕。24日午前強盗致傷の疑いで送検しました。容疑者2人は被害者から財布を奪い取っていました。 栗林さん： 「細い路地で2人をつかまえたときに『その財布は返すから許してくれ』みたいなことを財布を出して言っていた」 田所さんと栗林さんは容疑者から取り返した財布を被害者に届けました。 田所さん： 「とっさの行動だったので何もそんなに深く考えていなかったが、財布も持ち主の元に返ったの良かった」