シン・ブラックマンデーから日本株が回復するのはいつか
日本発のシン・ブラックマンデーとなった8月5日。相場がもとに戻るのはいつになるのか(撮影:梅谷秀司)
「なんでこんなに下がるの?」これが多くの人のつぶやきだったと思う。8月5日の日経平均株価は前週末比4451円安と、下げ幅はアメリカ発の大暴落となったブラックマンデー(1987年10月19日)の翌日10月20日の3836円安を超え、史上最大の大暴落(下落率では第2位)になった。 その背景は、8月2日に発表された7月のアメリカ雇用統計で非農業部門の新規就業者数が市場予想を大幅に下回り、同国経済が予想以上に悪化しているのではないかとの不安が広がったためとされる。しかし、実際これほどまでの大暴落になった真相は一体何なのか。ここでもう一度はっきり認識しておくことが重要なカギになろう。そこで、今回はその背景を振り返り、次の展開への手がかりを探ってみた。
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中井 裕幸