清原果耶が感極まり涙 「魂を込めて作った作品」 主演映画「青春18×2 君へと続く道」舞台あいさつ
女優の清原果耶が25日、大阪市内で主演映画「青春18×2 君へと続く道」(5月3日公開、藤井道人監督)の舞台あいさつに出席した。 藤井氏が監督・脚本を手がけた日台合作のラブストーリーで、ジミー・ライの紀行エッセー「青春18×2 日本漫車流浪記」を映画化した。18年前の台湾と現在の日本を舞台に、国境と時を越える恋物語。台湾出身の俳優・シュー・グァンハンとダブル主演した清原は完成試写で涙したといい「言葉にできないような感情ばかりでした。アミとジミーが出会って過ごしてきた日々が本当に紛れもなく彼らの青春であり、初恋であったんだなということを確認というか、知ることができた気がして、すごくうれしかったです」とほほ笑んだ。 藤井監督にとっても初の国際プロジェクトとなった。台湾での撮影について「あったかいご飯を8種類も準備してくれて、『なんで8種類?』って言ったら、おいしい食事を食べるのが僕たちのルールなんだっていうのがすごかったです。モチベーションにつながるっていうことをすごく理解されていた」とサポートにも感謝した。撮影の休日も1週間に1回程度あり、散歩や、台南の夜市などを楽しんだ清原。一方の藤井監督は「プライベートは全部、映画『最後まで行く』のキャンペーンでした」と苦笑いした。 清原とは今回で3回目のタッグ。藤井監督は「僕が想像したことを必ず超えてきてくれる。山田洋次監督と倍賞千恵子さんみたいに、もしかして60年後まで…。そういう思いで一作一作向き合わせていただいてます」と全幅の信頼を置いている。清原も脚本で疑問が浮かべばすぐに相談できると明かし「ここってどういうことですかということを聞きにいく積み重ねです」と笑顔を見せた。 来週いよいよ公開される本作。清原は「台湾、日本のスタッフ一丸となって、魂をかけて作った作品。たくさんの方に届けばいいですし、大事にあたためてもらえたらそれだけでうれしいです」と感極まり、涙で声を震わせてあいさつ。客席からあたたかい拍手が送られた。
報知新聞社