“龍聖を苦しめた男”チュームーシーフーがライト級王者の久井大夢を破りリベンジとタイトル挑戦をアピール【KNOCK OUT】
「KNOCK OUT 2024 vol.1」(2月25日、東京・後楽園ホール )でKNOCK OUT-BLACKライト級王者の久井大夢(TEAM TAIMU)がKNOCK OUT-BLACK -59kg契約のスーパーファイトでチュームーシーフー(中国/郭強ファイトクラブ/CFP)と対戦した。試合はチュームーシーフーがダウンを奪った上での判定勝ちを収めた。 チュームーシーフーは中国の戦闘民族として知られる「イ族」の出身。昨年6月に初参戦を果たし、KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者の龍聖(MAJESTIC/Team KNOCK OUT)と対戦し、延長にもつれ込む激戦の末、判定負けを喫するも、本戦では龍聖から右フックでダウンを奪っている。 久井は2022年12月にプロ3戦目にしてKNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座を獲得。昨年7月にはK-1との対抗戦でBigbangフェザー級王者の龍斗に判定勝ち。9月には大谷翔司に判定勝ちを収め、KNOCK OUT-BLACKライト級王座を獲得し、2階級制覇を成し遂げた。12月にはトンミーチャイに判定勝ちし、今年1月にはカンボジアで試合を行い判定勝ちを収め、プロ戦績は8戦7勝(3KO)1敗とした。その1敗は昨年4月の中国遠征でのもの。
1R、久井がゴングと同時に走り込んで飛びヒザも、かわすチュームーシーフー。これで一気にチュームーシーフーも着火し序盤から打ち合いに。久井の右ジャブにワンツーを合わせるチュームーシーフー。久井は右ジャブ。チュームーシーフーは圧をかけて前に出て左ストレート。サウスポーの互いの左が交錯。前に出るチュームーシーフーの左が久井にヒット。なおも圧をかけたチュームーシーフーはロープを背負わせた久井に左右のフックを炸裂。足を使って回る久井。 2R、チュームーシーフーはいきなり圧をかけて重いパンチを放っていく。久井はなんとか交わすも、左ストレートを浴びコーナーまで下がらされる。距離を取りたい久井だが、チュームーシーフーの圧は強烈。久井は足を使って回るがすぐに追い詰められ、強烈なパンチをもらってしまう。それでもヒザを返すが、チュームーシーフーはそこにカウンターでフックを合わせる。そしてラウンド終盤、互いに右から左の返しのパンチを放つが、チュームーシーフーのパンチが先に当たり、久井がダウン。立ち上がった久井は足を使ってこのラウンドを何とかしのぐ。