高橋由伸 もし「監督」の打診があったら…?「僕もまだまだ若いので“チャンスがあれば”とは思っています」
◆「監督」の打診があったら…?
中西:あとは(高橋さんの)古巣である巨人ですが、今シーズンはいかがでしたか? 高橋:ちょっと苦しいシーズンにはなってしまいましたよね。今はなかなか常勝軍団というか、勝ち続けるチームを作るっていうのは、なかなか難しいと思うので……。 中西:本当にそう思います。昔は(選手がFAを行使したときに)行きたいチームがある程度は決まっていた感じもありましたが、今はどこの球団でも“行きたい”って選手がいるくらい12球団それぞれが魅力的じゃないですか。それがやっぱり、ある程度の均衡を保っているような気がします。 高橋:あとはドラフト制度もいろいろ変わってきましたし、メジャーリーグに挑戦する選手も多くなってきた。そういったところでは、いい意味で“戦力の均衡”じゃないですけど、“常勝軍団を作る”っていうのがなかなか難しくなっているのかなって。 そんななかで、(巨人は)少しチームが変わらなくちゃいけない時期ではあるのかなとは思います。とはいえ、楽しみな若い選手も出てきていますし、阿部(慎之助)新監督にもなって(首脳陣も)新体制になりましたので、いろいろ期待したいなと思います。 中西:高橋さんは、また監督はやらないんですか? 高橋:それは、あの……またチャレンジしたいなとは思っています。(私が監督をしていた頃は)やっぱり勝てなくて、結果を残せなかったという悔しい思いもありますし、大変なことも当然あって、たくさん勉強させていただいたので。 中西:(監督という仕事は)簡単ではないでしょうし。 高橋:はい。それも踏まえて、僕もまだまだ若いので“チャンスがあれば”とは思っています。 (TOKYO FM「TOKYO TEPPAN FRIDAY supported by Ginza Sony Park」2023年12月15日(金)放送より)