恩納村に建設されたマンション 民泊としての運用が多い

土地取引の指標となる「地価調査」の結果が17日公表され、沖縄県内は全用途平均で5.9％と11年連続で上昇しました。なかでも住宅地は、全国トップの上昇率です。 【写真】異常な高騰が続くリゾート地周辺の住宅地価…都心部は過密 去年に続き住宅地の上昇率が県内で最も高くなったのは恩納村真栄田地区で、近隣のリゾート開発が進んだことから前年より29％の大幅な上昇となりました。去年もその前年に比べ約3割上昇していたため、急激な高騰です。 沖縄県が年に1度行っている地価調査は、今年7月1日時点の284地点が対象となっています。このうち住宅地は、県全体で5.8％の上昇で、全国トップの上昇率となりました。 近年、著しい地価高騰が続いている宮古島や、那覇を含む本島中南部だけでなく、今年は本島北部地域でも地価上昇率がさらに上がっていて、全県的な宅地需要の高まりが顕著に現れた結果となりました。

止まらない地価高騰にシーサーも驚き

商業地でも、入域観光客の増加に伴い観光産業の収益力が回復し、6.1％の上昇と去年よりも上昇幅を広げ、11年連続の上昇となりました。 なお県内で最も価格が高かったのは、住宅地では那覇市天久2丁目と泉崎2丁目で、1平方メートルあたり34万円。 商業地は34年連続で那覇市松山1丁目で、1平方メートルあたり135万円となっています。