北京で地下鉄脱線 500人以上搬送…100人超が骨折
中国・北京の郊外で14日夜、地下鉄の車両が脱線する事故があり、500人以上が病院に搬送されました。 北京市内で数日前から断続的に雪が降り続いていたことで車輪が滑ったことが原因とみられています。 中国のSNSに投稿された映像では、線路の途中で止まった列車は連結部分が外れ、車内がむき出しになっています。 線路には雪が積もり作業にあたる職員の姿も。乗客たちは中に取り残されています。事故は北京郊外を走る地下鉄で発生し車両と車両を結ぶ連結部分が突然、切り離されたということです。 当時、車両は大勢の乗客で混雑していて、外の空気を取り込もうと窓ガラスを割る乗客もいました。 乗客「大丈夫、大丈夫!これで息ができる」 車内には体調を崩す人や緊急ボタンを連打する人の姿も。乗客はその後、雪が積もった線路を歩いて脱出しました。 中国メディアなどによりますとこの事故でこれまでに少なくとも500人以上が病院に搬送され、このうち102人が骨折しました。警察の調べでは数日前からの積雪の影響で車輪が滑ったためブレーキをかけて緊急停止しようとしたところ、後続の列車が追突し事故が発生したということです。