大洲・肱川の国道197号で土砂崩れ 2.8キロの区間通行止め(愛媛)
愛媛県大洲市肱川町宇和川の国道197号で12日未明、土砂崩れが発生し、同日午前2時から現場を含む2・8キロの区間が通行止めになった。大雨の影響とみられ、県大洲土木事務所によると、車や人が巻き込まれる被害はない。 同事務所によると、山側から高さ約10メートル、幅約15メートルにわたり崩落した。復旧時期は未定だが、できるだけ早期に片側交互通行できるようにする方針。迂回(うかい)路は県道肱川公園線で、2トン車以上は通行できない。 近くでガソリンスタンドを経営する川上富士雄さん(73)は「大雨のたびに落石などの危険があり気が気でない。とにかく早く復旧してほしい」と話した。 気象庁によると、11日から12日午前7時までに大洲で計143・5ミリの降水量を観測した。 現場近くの国道197号では、4月に発生した豊後水道を震源とする地震でも落石が発生し、一時通行止めになった。
愛媛新聞社