『ビートルジュース』ティム・バートンが新作で目指した手作り感 ゴーストは飛び入り歓迎スタイルでキャスティング
キャラクターの選別も自由でオープンな空間で行われたようで「ニール・スキャンラン(特殊メイクのスーパーバイザー)がすべての特殊メイクを担当し、彼のスタッフたちも参加してくれた。まるでコンテストのようで、とても面白かったよ」と明かす。 「飛び入り参加大歓迎のスタイルでやったんだ。私のアイデアがあって、私のスケッチがあって、それをみんなに投げる。美術部門、メイクアップ部門、飲み物やおやつ専門のクラフトサービスのスタッフにも、全員に。アイデアを取りまとめるためにね。先に言ったように、たまに度を越してしまってボツになることはあったけれど……まるでキャスティングのようだった」
ハロウィンの日に起きる大騒動を描く本作では、撮影現場もパーティーのように楽しかった様子。バートン監督は「今回、私たちはできることはやってみるの精神で試行錯誤した。たとえば、巨大なパペットを作る代わりに、人形を切ってそこに棒を刺して動かしてみたり、『おもちゃ屋さんに行って、おもちゃを切り裂いて何か作ってみよう!』というような感じで、霊界のキャラクターたちは生まれたんだ」と語っており、愛すべき手作り感満載のバートンワールドへの期待が高まる。(編集部・入倉功一)