【ジルサンダーのロングブーツ】スタイリスト福田亜矢子さんの「失敗しないマイ・一生名品」
透け感のあるチュールスカートにレギンスとこのブーツを合わせ、ほんのりモード仕上げに。ブーツ/ジルサンダー ジャケット・スカート/NAVE
2 このロングブーツが、“マイ・一生名品”になった理由とは?
「ボレロ風のひとクセシャツがオーバーシルエットなので、スキニーパンツをロングブーツにインしてバランスを取りました。このブーツが脚をすっきり見せてくれるので、こんな着こなしも可能に!」ブーツ/ジルサンダー シャツ・パンツ/NAVE バッグ/J&M デヴィッドソン
「長く愛用できるロングブーツが欲しかったので、乗馬ブーツ的なデザインでヒールがないものというのが絶対条件。足首がシェイプされていると途端に老け見えするので、すとんとしたストレートシルエットのものを探していました。 あとはこのブーツ、端正な定番デザインに見えて、実が外側はひざ上までくるニーブーツなのです。でもひざの内側はぐっと低くてひざ下まで。このカーブのおかげで窮屈さはゼロなのに、ものすごく脚長見え効果があるのです! トレンドを超えて愛用できるというのは一生名品の条件として必要不可欠ですが、あまりにも正統派すぎるとそれはそれで履きにくかったり、使いにくかったりすることも。その点これは、デザインに“ひとエッジ”効いているのでコーデが退屈にならず、しかも全身のバランスも良く見せてくれるので自信を持って履きこなせます。このちょっとしたさじ加減が、私にとっての“実用的な一生名品”になった理由だと思います」
取材・文/発田美穂 ●エディター 発田美穂 ほったみほ 早稲田大学卒業後、ハースト婦人画報社に入社。『25ans』編集部などを経て独立。雑誌『BAILA』『eclat』『LEE』のほか、WEB媒体、連載コラム執筆、アパレルとの協業など幅広く活躍。