西武台、成徳深谷、花咲徳栄、浦和西が支部予選を制す
令和5年度埼玉新人戦(新人選手権大会)の支部予選の最終日が2月3日に県内の各会場で行われた。 【フォトギャラリー】支部予選試合風景 各支部予選決勝では西武台、成徳深谷、花咲徳栄、浦和西が勝利し支部予選を制している。
――サッカー部独自のスローガンはありますか? (全国高校大会に3度出場した)ラグビー部は“謙虚にひたむきに”ですが、うちは特にありません。ただ、ことあるごとに“泥くさく”という意識を失ってはいけないと話しています。 ――学業と部活動への取り組みについて、どう感じていますか? 私の時代に比べるとうまく切り替えてこなしているので、両立に関して言うことはありませんね。引退したある3年生は、先日の大学入学共通テストで学年3番というすごい成績ですから、サッカーから勉強へと見事に切り替えたわけです。 ――浦高生の場合、部活動に真剣に関わっているからこそ、勉強にも没頭できるのでしょうね? それも正解ですが、逆もまたしかりではないですか。いろいろなことをしっかりやれる生徒は、例外なく部活動も頑張っています。1年生の時、私の目には全然引っ掛からなかったのに、3年になるとぐいぐい伸びてくる選手が本当に多いんですよ。試合に出られるまでに成長する選手というのは、やることをやっているし、人としてちゃんとしています。勉強も学校生活もきちんとこなせる生徒が、選手としても成長してくることをあらためて感じるので、どちらが先かは分かりませんね。 ――なぜ伸びてくるのでしょう? 手を抜かない姿勢が体に染み込んでいるからでしょうね。素直にアドバイスを聞き入れる素養もありますから、自分の力を変えられるんだと思います。 ――賢い選手が勢ぞろいしているので、本田先生の助言を瞬時にかみ砕けるのでしょうね? 戦術理解度は高いと思います。こういうふうに守ろうと決めると、割かしすぐに形になったりします。よそのチームはどうなのかは分かりませんが、サッカー偏差値って学力とは違いますよね。でも浦高生は意外とみんな高いんですよ。 ――部活動の平均的な1週間のタイムスケジュールを教えて下さい。 日曜日に試合があれば月曜日がオフかセルフと呼んでいる自主トレ。火曜日はウオーミングアップに時間を割き、ミニゲーム大会をやります。水曜が次の試合に向けて戦術的なトレーニングを取り入れ、木曜は負荷を掛けながら追い込むメニューをこなし、金、土曜は少し強度を落とす練習になります。試合の開催日によってハードワークする日を設定し、攻守のセットプレーの確認も入念に行います。合同練習は連日2時間で終わり、この後は適宜シュートなど自主練習する部員もいます。 #2に続く (文・写真=河野正)