【開幕特集】10位だった昨季を超え、さらなる高みへ…新潟躍進のカギを握るのは、最後方からチームを支える守護神・小島亨介 | J1リーグ
2024シーズンの明治安田J1リーグ各クラブとキーマンを紹介する。 【動画】吉田麻也と語るこれからのJリーグやブンデス注目チーム|内田篤人のFOOTBALL TIME
チーム紹介
6年ぶりのJ1に挑んだ昨季は、序盤戦こそなかなか勝ち点を伸ばすことができず。シーズン中盤にはチームの中核だった伊藤涼太郎が海外へと移籍し、苦しいシーズンになることが予想された。しかし、そこから少しずつ盛り返すと、後半戦はボールを繋ぎながらゴールを奪っていくスタイルで順位もアップ。最終的には10位でシーズンを終えた。 J1残留を果たして迎える今季は、昨季以上の結果を残すことが目標となる。今オフにはベストヤングプレーヤー賞を受賞した三戸舜介ら主力も抜けたが、長谷川元希ら即戦力となり得る選手たちもしっかりと補強。松橋力蔵監督の下、さらなる進化が見られるか注目だ。
注目選手紹介:小島 亨介
生年月日:1997年1月30日(27歳) 昨季成績:30試合0得点 日本代表への期待もある新潟の守護神だ。 各年代の世代別代表に選ばれるなど、若い頃から将来を嘱望されていたGKは、早稲田大学から加入した大分トリニータでは大きな結果を残せなかったものの、2020年より期限付き移籍で加わった新潟では出場機会を増やすことに。2022年に完全移籍へと移行すると、近年は守護神としてチームを最後方から支えている。 そこでの活躍が評価され、昨年の10月には2019年以来となる日本代表入り。出場こそなかったが、確かなパフォーマンスを続けていたことが代表への扉を開くことになった。今季はさらなる進化を遂げることで、再び代表へとたどり着きたい。
注目選手紹介:長谷川 元希
生年月日:1998年12月10日(25歳) 昨季成績:39試合7得点(J2) ヴァンフォーレ甲府のエースだった男が、ついにJ1の舞台にやってきた。 法政大から特別指定選手として2020年に甲府に加入した長谷川は、プロ1年目となった2021シーズンにさっそく36試合に出場して7得点を記録。一気に甲府の中心人物になると、翌年には40試合8得点と成績を伸ばし、チームの天皇杯制覇にも大きく貢献した。昨季は、リーグと並行してAFCチャンピオンズリーグにも出場。新たな舞台で経験を積み、さらなる成長につながった。 そして迎えた今季、特別指定時代から4年を過ごした甲府を離れて新潟に加入。決意を持って移籍を果たした中、初のJ1で長谷川がどんなパフォーマンスを見せるか注目したい。