劇団四季が藤田和日郎の世界を立ち上げる、ミュージカル「ゴースト&レディ」本日開幕
「劇団四季 最新ミュージカル『ゴースト&レディ』」が、本日5月6日に東京・JR東日本四季劇場[秋]で開幕する。これに先駆け、昨日5日に最終通し稽古が行われた。 【写真】4月に行われた、ミュージカル「ゴースト&レディ」稽古の様子。 「劇団四季 最新ミュージカル『ゴースト&レディ』」は、藤田和日郎の中編マンガ「黒博物館 ゴーストアンドレディ」(講談社)を原作とした作品。19世紀の欧州を舞台に、近代看護の礎を築いたフローレンス・ナイチンゲール(フロー)と、芝居好きなゴーストのグレイが紡ぐ不思議な絆が、史実を織り交ぜながら描かれる。演出を手がける、劇団四季のミュージカル「ノートルダムの鐘」を演出したスコット・シュワルツ。出演候補キャストには、フロー(フローレンス・ナイチンゲール)役の真瀬はるか、谷原志音、グレイ役の金本泰潤、萩原隆匡らが名を連ねた。 開幕に際し、谷原は「今回初めて、オリジナルミュージカルの創作に一から携わる機会をいただき、とても光栄です。偉大な功績を残したフローレンス・ナイチンゲールですが、この作品では、悩み迷いながらも自分の信じる道を進む一人の女性として描かれています。私自身も役を通して日々力をもらっているように、観に来てくださるお客様にも“明日を生きる力”を感じていただけるよう精一杯演じたいと思います」とコメント。また、萩原は「演出のスコット・シュワルツさんをはじめ、国内外から集まったクリエイターの方々と作品を創り上げてきました。創作に携わることが出来たことは大きな喜びです。生きる意味を見失っていたフローと孤独なグレイ。二人が出会い、互いに影響されながら、次第に育む深い絆の美しさが描かれた、この作品のメッセージをしっかりとお届けできるよう、一回一回の舞台を誠心誠意務めてまいります」と意気込みを語った。 公演は11月11日まで。 ■ 劇団四季 最新ミュージカル「ゴースト&レディ」 2024年5月6日(月・振休)~11月11日(月) 東京都 JR東日本四季劇場[秋] □ スタッフ 原作:藤田和日郎「黒博物館 ゴーストアンドレディ」(講談社「モーニング」) 脚本・歌詞:高橋知伽江 演出:スコット・シュワルツ 作曲・編曲:富貴晴美 振付:チェイス・ブロック イリュージョン:クリス・フィッシャー 音楽監督:鎭守めぐみ □ 出演 フロー(フローレンス・ナイチンゲール):真瀬はるか / 谷原志音 グレイ:金本泰潤 / 萩原隆匡 ジョン・ホール:瀧山久志 / 野中万寿夫 デオン・ド・ボーモン:岡村美南 / 宮田愛 アレックス・モートン:ペ・ジェヨン / 寺元健一郎 エイミー:木村奏絵 / 町島智子 ウィリアム・ラッセル:内田圭 / 長尾哲平 ボブ(ロバート・ロビンソン):菱山亮祐 / 平田了祐 ※キャストは東京公演の出演候補者。 (c)藤田和日郎/講談社