テニス=男子新時代へ、若手台頭で「ビッグ3」四大大会22年ぶり無冠
[ニューヨーク 9日 ロイター] - 今年のテニスの全米オープン(OP)は番狂わせと若くハングリーな挑戦者で満ち、男子テニスが新時代に突入したことを示す新たな兆しが見られた。 全米OPでは、いわゆる「ビッグ3」のうちロジャー・フェデラー(スイス)が引退し、ラファエル・ナダル(スペイン)も故障で苦しむ状況で最後の砦となっていたノバク・ジョコビッチ(セルビア)が3回戦で敗退した。 全米OPは最終的にヤニク・シナー(イタリア)が全豪OPに続く四大大会制覇を達成。残る全仏OPとウィンブルドン選手権はカルロス・アルカラス(スペイン)が制し、「ビッグ3」が四大大会を未勝利で終えるのは2002年以降で初となった。 シナーは「新しい王者が誕生するのも、新しいライバル関係もうれしい。新王者の誕生はスポーツにとって良いことだと思う」と語った。なおシナーとアルカラスは2000年以降に生まれで四大大会の決勝に進んだ、ただ2人の選手でもある。