お日さまの恵み、おいしさ太鼓判 鶴岡で庄内柿「平核無」収穫
庄内地方の秋の味覚「庄内柿」の主力品種「平核無(ひらたねなし)」の収穫が行われている。夏場の日照に恵まれた今季は大玉傾向で品質は良好。庄内柿の中でもより甘く、味の濃い果実がたわわに実っている。 庄内柿生産組織連絡協議会長の岡部順さん(56)=鶴岡市羽黒町後田=によると、今季は春先の突風で一部の細い枝が折れたり、ねじれたりする一方、台風や大雨による目立った被害はなく、生育は順調という。 羽黒地域の園地では直径8センチほどに実った柿から順次、はさみで収穫。「今季はとても味がいい」と太鼓判を押し「生食のほか、皮をむいてざく切りし、マヨネーズとあえるのもお薦め」と話している。 JA全農山形によると、今季の庄内柿の出荷は11月下旬まで続き、昨季より約300トン増の約2400トンを見込む。