サンダルで登山する人も…登山客が増えて事故も増加 GW時期は「気温の変化」にも注意
メ~テレ(名古屋テレビ)
近年のアウトドアブームで登山を楽しむようになったという方も、多いのではないでしょうか。しかし、たとえ低い山でも油断は禁物。事故に遭わないためにはこの時期、特有の「気温の変化」にも注意が必要です。 28日、三重県菰野町にある御在所岳の駐車場には多くの車が── 名古屋から車で1時間ほどの御在所岳。標高が約1200mで、ロープウェイも設置されているため、登山初心者にも人気です。 「御在所岳はGWが登山者がもっとも多い時期になる。ツツジの名所なので、それを目当てに登山する人が多い」(御在所ロープウエイ 樋口達也 営業部長) みなさん装備をしっかり整え、山頂を目指します。 Q.気を付けていることは? 「これから暑くなるので、水分補給など飲み物はしっかり持とうと話をしてきた。万が一の場合、何があってもいいよう非常食や余分な水分も持ってきた」(登山客)
登山を楽しむ人々が増加
コロナ下のアウトドアブームを受け、登山を楽しむ人々も増加。 このゴールデンウィーク期間にも、アウトドアショップには多くのお客さんが登山用品を買いに来たといいます。 「今年は(コロナによる)規制がありませんので、非常に増えています」(エルブレス名古屋みなと店 田部井康浩 店長) 去年の同じ時期に比べ、お客さんは1.5倍ほどに増え、中でも40代から60代が多いそうです。 田部井さんは、登山を楽しむためには必ず装備を整えてほしいと話します。 「安全材料を増やすことが楽しむために第一。安心で安全にいける装備をそろえることが大切」(田部井 店長)
「登山者が増える分、遭難者が年々増えている」
装備を整え、登山する人がいる一方で、毎年問題となっていることもあります。御在所ロープウエイの担当者に聞くと── 「登山者が増える分、遭難者が年々増えている。軽装や計画性がなかったり、そういった人が遭難だったり、滑落などの事故にあう傾向にある」(樋口 営業部長) 御在所岳を管轄する四日市西署管内では、去年1年間で遭難事案が21件発生したといいます。 安全に楽しむためには、きちんと装備を整えることが大切です。 「ひどい人だと、足元がサンダルや、何も装備を持っていない、リュックも持っていない状態で登山をする人も見る。安全に登山をしてもらいたい」(樋口 営業部長)