馳知事「私自身の事実誤認」 機密費でIOC委員に贈答発言
石川県の馳浩知事は18日、2013年に開催が決定した東京五輪の招致活動で国際オリンピック委員会(IOC)委員に対し、内閣官房報償費(機密費)を用いて贈答品を渡したとした自身の発言について「私自身の事実誤認もある発言だった。多くの方にご心配いただきおわび申し上げたい」と謝罪した。金沢市で記者団の取材に語った。 馳氏は、事実誤認に当たる部分について「五輪招致に関わることで、文科省やスポーツ庁にも報告している。これ以上コメントは控えたい」と明言を避けた。同時に「IOCの規約を踏まえて五輪招致活動に対応した」と強調し、IOCの倫理規定違反はなかったとの考えを示した。