相馬勇紀 (C)Getty Images

2023-24シーズンのポルトガルリーグ第26節が日本時間3月16日から3月18日にかけて開催される。 エストリウvsポルティモネンセ 5試合勝利のないエストリウと6試合勝利のないポルティモネンセが激突。ともに下位に沈んでおり、3ポイントを獲得したいところだ。 中村航輔、福井太智が所属するポルティモネンセは深刻な得点力不足にあえいでいる。ここ5試合で得点はわずかに「1」。前線がチャンスを活かすことができず勝ち点を拾うことができていない。福井は今冬の加入から3試合に途中出場しているが、インパクトをもたらすことはできておらず、厳しい立ち位置にいる。同い年のアレクサンダル・パヴロヴィッチはすでにバイエルンで定位置を確保し、ドイツ代表にも初選出されているだけに、福井もポルトガルで飛躍を図りたい。 カーザ・ピアvsベンフィカ 3月の日本代表メンバーに選出された相馬勇紀がベンフィカとの一戦に挑む。相馬は前節のエストレラ戦では途中出場の直後にゴールを挙げ、今季2点目を記録。しかし、それでも今季の成績は2ゴール・2アシストにとどまっており、代表選手としてはまだまだ物足りない。三笘薫や伊東純也不在の日本代表でウイング争いに名乗りを上げるためにもポルトガルではずみをつけたい。 対するベンフィカはポルトとの大一番で0-5とまさかの大敗を喫したが、前節はそれを払拭する戦いを見せ、3-1と勝利。攻撃陣にそれぞれ得点が生まれ、悪い流れを止めつつある。4月には首位スポルティングCPとのビッグマッチを控えているだけに、状態を上げていきたい。 スポルティングvsボアヴィスタ リーグ戦では依然として好調で首位を走るスポルティングCP。しかし、ヨーロッパリーグラウンド16ではアタランタの前に1-2と敗れて敗退が決まった。そんな中、日本代表MF守田英正は体調不良により欠場。日本代表メンバーには選出されたものの辞退するとの報道もあり、今節に出場できるかは不透明だ。 対するボアヴィスタは現在9位。チームとしては一定の成績を残している中、渡井理己はリーグ戦9試合の出場にとどまる。ここ10試合で出番は一度のみとアピールすら許されない苦しい状況が続いている。スポルティングとのビッグマッチでチャンスは訪れるのだろうか。