山ブドウのツルを使って制作した籠の展示会が鶴岡市で開かれています。 作ったのはあのクラゲ館長です。 使い込むほどに味わいが出て風合いが楽しめる貴重な山ブドウの皮を使用した籠の数々。 作ったのは鶴岡市立加茂水族館の前館長で、現在は名誉館長の村上龍男さん。 館長を退任した10年ほど前から独学で制作している作品です。 【加茂水族館　村上龍男名誉館長】「同じ皮はひとつもないからおもしろい。穴が開いたこぶがあるところ。これをどう組み込んだらどうおもしろくなるか。自分が持ちたくなることを前提に作っていた」 編み方は様々ありますが特に制作に時間がかかったというこちらの「斜め編み」は村上さんのお気に入りです。 【加茂水族館　村上龍男名誉館長】「まさかクラゲ館長が山ブドウの籠作りやっているとは思わなかったでしょう。周りが自然に囲まれているので誰かまたやってもらいたい」 お客さんの中には購入を希望する人もいるそうですが、展示のみで販売は行っていないということです。 この展示会は13日（日）までで、入館料が500円となっています。