ボローニャで過ごす大成功のシーズン

ボローニャでブレイクするザークツィー photo/Getty Images

今季イタリア・セリエAで旋風を巻き起こすボローニャ。チアゴ・モッタ率いるチームは現在4位につけていて、トップ4フィニッシュの可能性も見えてきた。 チームのエースは、ここまで9ゴールを挙げているオランダ人FWジョシュア・ザークツィーだ。22歳の大型ストライカーはモッタの指導で才能を開花させていて、今ではビッグクラブも注目する逸材となった。 ただ、ザークツィーには昨夏ボローニャを離れるプランもあったという。母国オランダの名門アヤックスから声がかかっていたのだ。 オランダ『Algemeen Dagblad』によると、ザークツィーもアヤックスからの関心を認めている。ザークツィーのことを評価していたのは敏腕スカウトマンとして知られるスヴェン・ミスリンタート氏で、同氏はアヤックスのディレクターを務めていた。 「アヤックスからの話はそうだよ。スヴェン・ミスリンタートは僕のことを以前から知っていたからね。でも、最終的にはうまくいかなかった。それがすべてだ。ボローニャには素晴らしい計画があった。僕はそれについて考えてきたんだ」 結果論だが、この判断は正しかったと言える。今季のアヤックスはエールディヴィジで大苦戦し、ミスリンタート氏も昨年9月にディレクター職を解任されている。現在は何とか立て直してきたが、それでも5位だ。 一方でザークツィーはセリエAでトップ4争いに参加することが出来ていて、この経験は貴重だ。ボローニャでのキャリア続行の判断は正しく、ザークツィーは充実のシーズンを過ごしている。