ドラム役の俳優も登場、神戸で「VIVANT」音楽のオーケストラコンサート
2023年、社会現象的ブームを巻き起こした日曜劇場『VIVANT』(TBS)のオーケストラコンサートが、3月20日に「神戸国際会館こくさいホール」(神戸市中央区)にて開催される。 【動画】ワクワクする…『VIVANT』メインテーマ 日本と中央アジアの架空の国・バルカ共和国を舞台に、さまざまな正義の衝突と家族の絆を描いた同作。物語のキーとして登場した別班饅頭がグッズとして発売されたり、ファンミーティングが開催されるなど、単なるドラマを超えたエンタメコンテンツとして、大いに盛り上がった。 今回のコンサートは、あの華麗なるメインテーマや、故郷への複雑な思いを重厚なメロディで描いた『Father’s Land』など、ドラマのオリジナルサウンドトラックを劇伴音楽を担当した千住明の指揮のもと、SENJU LAB Grand Philharmonicの生演奏で再現しようというもの。 壮大なモンゴルの風景、親子の感動の再会など、幾多の名シーンが迫力満点のオーケストラ演奏と臨場感たっぷりのコーラスによって、鮮やかに浮かび上がる。劇伴の魅力をあらためて噛み締めすにいられない、この贅沢極まりない試みは『VIVANT』ファンはもちろん、すべての音楽ファンが体験すべきエキサイティングなものだ。 当日は特別ゲストとして、ドラム役で出演していた俳優・富栄ドラムと福澤克雄監督が登場予定。2月10日におこなわれた東京公演ではドラマの舞台裏を知ることができる貴重なトークも繰り広げられたという。オリジナルグッズをはじめ、ファンならニヤリのさまざまな仕掛けも散りばめられているようで、壮大かつディープな『VIVANT』ワールドにどっぷりと浸れる一夜となりそうだ。 日時は3月20日で、昼公演は1時から、夜公演は5時スタート。料金はS席9800円、A席6800円(全席会場限定お土産付き)。一般販売は2月24日・朝10時から。 文/井口啓子