小沢一郎氏が小選挙区で議席を奪還 前回の雪辱果たす 自民・藤原氏大逆風に苦しむ 岩手3区
岩手めんこいテレビ
前回、自民党の藤原崇氏(41)が立憲の小沢一郎氏(82)を破った岩手3区。 今回も藤原氏と小沢氏の5度目の対決となりました。 立憲 前=比例 小沢一郎氏(82) 「民主主義、これを日本に定着させるには、もう一度、政権交代をしなければならない」 82歳の大ベテラン、立憲民主党・小沢一郎氏。 衆議院議員を18期連続55年務め、1993年の細川政権、2009年の民主党政権と2度の政権交代を成し遂げてきました。 前回の選挙では後援会の高齢化が進んでいた中、初めて小選挙区で敗北。 今回、陣営では油断を排除し結束を強めて臨んだといい、奥州市での第一声には約500人が集まりました。 Q:今回地元にはあと何回入る予定? 立憲 前=比例 小沢一郎氏(82) 「まだ分からない、それは調整だから。危ないとなりゃまた入んなきゃならない」 小沢氏は今回党の総合選挙対策本部長代行を務める中、選挙戦12日間のうち5日地元入り。 陣営によるとこれは”異例の対応”だといいます。 岩手県 達増知事 「今度こそちゃんと岩手県民の良識を発揮して、しかるべき人を選んで国会に送り込み正常化する」 必勝を期し弟子にあたる達増知事や参院補選に出馬した木戸口英司氏とも連携。できる手は全て尽くす戦いを展開しました。 自民 前 藤原崇候補(41) 「未来を変えるために頑張るのは我々若者世代しかいない。我々若者がこれからを担う人間がしっかりこの地域を変えていく」 一方、前回、歴史的勝利を挙げた自民党・藤原崇氏。しかし今回は大逆風に苦しみました。 藤原氏は2024年、広瀬めぐみ前参議院議員の詐欺事件を受けて県連会長を辞任したほか、政治資金収支報告書に14万円を記載しなかったなどの問題が発覚。 比例との重複は認められませんでした。 自民 前 藤原崇候補(41) 「政治に対して大きな不信を抱かせてしまったこと、心よりおわびを申し上げたい」 街頭では信頼を取り戻そうと必死に支持を呼びかけ、41歳の若さをアピールしました。 自民 前 藤原崇候補(41) 「厳しい厳しいという選挙戦だが、若い力で変えてほしいとそういう期待の声も受けている」 しかし強すぎる逆風を跳ね返すには至りませんでした。 立憲 前=比例 小沢一郎氏(82) 「自民党に対する批判はものすごい強い。だからメディアが自公過半数割れというのも、さもありなんと我々は期待している」 選挙戦最終日の26日も政権交代への熱意を語った小沢氏。 前回の雪辱を果たすとともに重鎮復活を思わせる12日間となりました。
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