3月8日は国際女性デー 4Kデジタルリマスターで蘇る『ピアノ・レッスン』など‟女性が本当の自分を見つける”名作映画4選
■『バービー』 世界中で愛され続けるアメリカのファッションドール「バービー」を、マーゴット・ロビー&ライアン・ゴズリングの共演で実写映画化。どんな自分にでもなれる、‟完璧”な毎日が続くドールの世界“バービーランド”。ある日自分の身に起きた不調から、人間の世界=リアルワールドへ足を踏み入れることになったバービー。バービーとケンの目を通して、現実世界での男尊女卑の価値観や、数々の理不尽をユーモア溢れる切り口で描いた。 メガホンをとったのは、本作で単独女性監督作品として史上No.1の興行成績を達成したグレタ・ガーウィグ。第96回アカデミー賞では、助演女優賞、歌曲賞(2曲)など7部門8ノミネートを果たした。なお、グレタ・ガーウィグは本年度のカンヌ国際映画祭コンペティション部門の審査員長を務めることが決定しており、女性監督としては2014年のジェーン・カンピオンに続く2人目の大役に抜擢された。 U-NEXTなどで配信中(日本公開日:2023年8月11日) ■『プロミシング・ヤング・ウーマン』 ごく平凡な生活を送っているかに見える女性キャシーには、周囲の知らないもうひとつの顔があり、その行動の裏には、ある目的があった。明るい未来を約束された若い女性(=プロミシング・ヤング・ウーマン)だと誰もが信じていたキャシーが、ある不可解な事件によって未来をふいに奪われたことから、復讐を企てるサスペンスドラマ。 女優出身で本作が長編初監督を務めたエメラルド・フェネル、主演はキャリー・マリガン、製作には『バービー』では主演を務めたマーゴット・ロビーが名を連ねる。女性監督による女性目線の復讐劇、一風変わった痛快スリラーで世界中に性暴力問題を提唱、至極のエンターテインメント作品に仕上げた。第93回アカデミー賞で作品賞では、監督賞、主演女優賞など5部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した。 Amazon Prime Video、U-NEXTなどで配信中(日本公開日:2021年7月16日)
otocoto編集部
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