日本と対戦後に異例な対応 “記者が混乱”の事態に対戦国指摘「インドネシアは10分、日本は30分」
記者会見時間の違いにインドネシアメディアが注目
森保一監督率いる日本代表(FIFAランク15位)は現地時間11月15日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のインドネシア戦(同130位)を敵地で迎え、4-0で勝利を収めた。そんななか、対戦国メディアは「日本に敗れたインドネシアの記者会見が10分に制限…日本は30分」と見出しを打ち、試合後に異例な措置が取られていたことを説明している。 【動画】「なんて悲惨な」…日本戦で起きたインドネシアDFの痛恨プレー 最終予選4試合で3勝1分の無敗で首位を独走している日本だが、超満員の敵地で臨んだインドネシア戦は序盤から両サイドのスペースを幾度となく攻め込まれ、ゴール前で決定機を演出される苦しい展開が続く。それでも0-0で迎えた前半34分、ペナルティーエリア左を突破したMF鎌田大地がオウンゴールを誘発すると、前半40分にMF南野拓実、後半4分にMF守田英正、同24分にDF菅原由勢が追加点を奪い、劣勢な立ち上がりから一気に4-0と突き放した。 インドネシアにとっては熱狂的な大歓声の後押しを受けて果敢に日本に挑むも、最終的には勝負強さを見せつけられる惨敗劇となったが、インドネシアメディア「Super Skor」は「日本に敗れたインドネシアの記者会見が10分に制限…日本は30分」と見出しを打ち、「普通ではないことに、インドネシアへの質問は2つだけで、与えられた時間はわずか10分だった」と、試合後に異例な措置が取られていたことを説明している。 記事では、「そういった状況に何人かの記者は混乱し、広報に尋ねていたが、『充分です。10分間です』と回答されていた。明確な説明を受けられず、混乱は表情から消えなかった」と指摘。一方、「森保一監督と菅原由勢が出席した日本の記者会見は、実に30分間に及んだ」と、適正に実施されたことも説明している。インドネシアは日本に敗れたことでグループCの最下位に沈むことになった事態も、会見を10分間に留めた要因の1つなのかもしれない。
FOOTBALL ZONE編集部