岡山女児虐待死 母親初公判は8月20日 地裁、判決は9月中旬予定
2022年1月、岡山市で当時6歳の女児が死亡した虐待事件で、岡山地裁は21日、逮捕監禁致死罪などに問われた母親の被告(36)の裁判員裁判初公判を8月20日に開くと明らかにした。同29日の結審まで計7回の公判を経て、判決は9月中旬に言い渡される予定。 21日の第2回公判前整理手続きに検察、弁護側双方と被告が出席し、判決言い渡し日を除く公判期日について合意した。次回手続きは初公判前に行い、具体的な審理計画を詰める。 公判では、交際相手だった受刑者(40)=同罪などで懲役14年確定=との共謀が成立するかが最大の争点となる見通し。弁護側は虐待は全て受刑者が実行したとし、被告は「ほう助にとどまる」と主張する方針。虐待の様子を収めたカメラ映像などの証拠調べのほか、受刑者の証人尋問や被告人質問が行われるとみられる。 起訴状によると、被告は受刑者と共謀し21年9月、女児に暴行を繰り返した上、布団を巻き付けるなどし、約4カ月後に低酸素脳症で死亡させたとされる。