<春に挑む>選手紹介/10 国学院久我山・萩野颯人/二松学舎大付・今井彪雅 /東京
◇広い守備範囲持ち味 国学院久我山・萩野颯人(はやと)(1年) 昨秋の都大会と神宮大会では一塁コーチャーとしてベンチ入り。チームメートに、捕手からのけん制球への注意を促したり、打球の状況を見極めて進塁を指示したり、的確な指示で勝利に貢献した。 内野手として、俊足を生かした守備範囲の広さが持ち味。この冬は守備の技術アップに加え、打撃面で打球が外野に抜けるよう弾道を上げるスイングを意識して練習してきた。 昨年11月、イチローさんが指導に訪れた際、一緒にキャッチボールをした。「良い球が来ている」と言われ、自信になったという。 趣味は絵を描くこと。尾田栄一郎さんの冒険漫画「ONE PIECE」の主人公などキャラクターの模写が得意で、1作品に2時間半ほどかける。【小林遥】 ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ右打ち(2)172センチ、65キロ(3)東京日野シニア(4)攻撃でも守備でも、決めるべき場面でしっかり決める ……………………………………………………………………………………………………… ◇「けん制」武器の左腕 二松学舎大付・今井彪雅(ひょうが)(2年) サウスポー投手であるため、かつて二松学舎大付の左腕エースだった市原勝人監督から教わりたいと同校に進学してきた。 昨秋の都大会では、抑えとして予選の試合に登板。相手打者3人を投ゴロと2三振に打ち取った。この冬は下半身強化を通して球威をアップさせるなど、センバツに向けて準備を怠らない。 小学校時代に所属したクラブチームの監督から教わった「けん制」を自身の武器とする。高校進学後も、練習試合などで多い場合は1試合に3~4回はけん制球で走者を仕留めている。 母や姉の影響で、合宿所から実家に帰ったときは、韓国の映画やドラマを見て過ごすことが多いという。【加藤昌平】=つづく ……………………………………………………………………………………………………… (1)左投げ左打ち(2)180センチ、78キロ(3)浦和ボーイズ(埼玉)(4)練習試合でも成績を残してセンバツのマウンドでプレーしたい 〔多摩版〕