2023年は死亡事故も 大型車のタイヤ脱輪事故防止へ街頭点検/青森市
青森朝日放送
大型車のタイヤ脱輪事故を防ごうと街頭点検が行われました。2023年、青森県内ではタイヤの脱輪によって死者も出ています。 14日には、青森市の国道7号で東北運輸局青森運輸支局など関係者25人が、大型車のホイールやナットの緩みなどを確認して点検整備を呼び掛けました。 この時期に呼び掛ける理由が。 【東北運輸局 青森運輸支局 原子雅重支局長】 「車輪脱落といいますのは、冬タイヤに交換した直後の1カ月・2カ月の間に多く発生しているのが統計データからも出ておりますので、この時期にドライバーの方に対して周知啓発を図るというのは、非常に大きな意味合いを持つものと考えています」 2023年度、全国で発生したタイヤ脱輪事故の統計を見てみると11月から2月の冬季が全体の6割ほどを占めていて、特に11月と12月に集中しています。 街頭点検の中で特に注意して見ているのが「左後ろのタイヤ」だといいます。 【点検していた人】 「カーブとかを曲がる時に左だと直角に曲がる形が多いので、右はゆっくり曲がるので、どうしても負担がかかるので、負荷がかかって緩みやすくなります」 2023年12月には、八戸自動車道で走行中のトラックから左後ろのタイヤが2本外れ、そのうちの1本が道路上で作業していた男性に当たるなどして2人が死傷する事故も起きています。 【東北運輸局 青森運輸支局 原子雅重支局長】 「適切な脱着作業をしていただくというのが1つ」 「50~100キロ走行後の増し締め、常日頃の車の点検という3点を重点的に意識していただいて、車を安全に使用していただければと思っております」