熊本製粉の小麦粉、機内食のパンに チャイナエア、台北発全便で提供
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台湾航空大手チャイナエアライン(中華航空、台湾・桃園市)は1月から、熊本製粉(熊本市)が製造した小麦粉を使ったパンを、熊本行きを含む台北発の全便の機内食で提供している。同社の小麦粉を愛用する台湾の人気ベーカリーのシェフが縁をつないだ。 提供しているのは、台湾産イチゴ入りのパンなど4種類。路線やクラスによっていずれかを出す。世界最高峰のパン大会で優勝した経歴を持つシェフの陳耀訓氏が監修した。 陳氏は、熊本製粉が輸出している業務用小麦粉を「特有の風味がパン作りに適している」と評価。チャイナエアに推薦した。 チャイナエア福岡支店の林敬斐支店長らが26日、県庁を訪れ、蒲島郁夫知事に報告した。熊本製粉の担当者は「パンをきっかけとして、熊本と台湾の交流の橋渡しができればうれしい」と話した。 チャイナエアは昨年9月、熊本と台北を結ぶ定期便を新規就航し、現在は週5往復を運航している。(山本文子)