不条理な人間の在り様に魅せられて…ケダゴロ・下島礼紗が再創作する「黙れ、子宮」開幕
KAAT×ケダゴロ×韓国国立現代舞踊団「黙れ、子宮」が、昨日12月13日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオで開幕した。 【画像】KAAT×ケダゴロ×韓国国立現代舞踊団「黙れ、子宮」より。(撮影:大洞博靖)(他7件) 「黙れ、子宮」は、ケダゴロの下島礼紗が、韓国の韓国国立現代舞踊団(KNCDC)に委嘱を受け、2021年に韓国・Seoul Arts Center Jayu Theaterで発表したダンス作品。今回は、2021年版をベースに2024年版として再創作し、新作として上演する。出演者には、韓国人ダンサーと日本人ダンサーが名を連ねた。 振付・演出・構成・出演の下島は「『黙れ、子宮』は、私自身の肉体にまつわる物語を題材にした作品です。ちょっと厳かな印象を与えてしまうテーマかもしれませんし、そう見てもらっても勿論いいのですが、私としてはシンプルに、人類の、この星の男と女のざわめきを、宇宙から覗くような気持ちで、みなさんと観戦してみたいだけなんです。自分の肉体も、男と女も、人間のあらゆることは割り切れないし辻褄が合わない。そういう不条理な人間の在り様に魅せられながら、この作品をつくっています。みなさまご遠慮なくお楽しみください!」とコメントしている。 上演時間は約1時間。公演は明日12月15日まで行われる。 ■ KAAT×ケダゴロ×韓国国立現代舞踊団「黙れ、子宮」 2024年12月13日(金)~2024年12月15日(日) 神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ □ スタッフ 振付・演出・構成:下島礼紗 □ 出演 Lee Kyunggu / Lee Daeho / Im Sojeong / 下島礼紗 / 木頃あかね / 小泉沙織 / 中澤亜紀 / 大貫桃加 / 小野寺夏音 / 小島優花 / 鈴木菜々 / 麗羅 ※U24 チケット、高校生以下割引あり。