明大ラグビー部×上越市安塚区、ふるさと納税でスクラム 名監督ゆかりの米で「前へ」後押し
新潟県上越市安塚区で物産館を運営する手づくり百人協同組合は、明治大ラグビー部とスクラムを組み、雪室貯蔵の安塚産棚田米を「明治大学ラグビー部応援米」として市のふるさと納税返礼品に出品している。明治大ラグビー部を67年間率いた名監督、故北島忠治さん(1996年、95歳で死去)の出身地である安塚の米をアピールする。返礼品の届け先を明治大ラグビー部寮にすることも可能で、米を贈り選手たちをさらに「前へ」後押しすることもできる。 【写真】北島忠治さん 北島さんは旧安塚町出身。明治大相撲部からラグビー部に転じ、卒業と同時に1929(昭和4)年ラグビー部監督に就任。「重戦車」と呼ばれた重量フォワードを前面に「前へ」進むラグビーを貫き通して強豪に育て上げた。 「応援米」は明治大OBなどでつくる一般社団法人明治ラグビーマネージメント(東京)が企画。米は組合が販売する雪室貯蔵棚田米で、袋はラグビー部のトレードマークである紫紺と白の横じまのユニホームをイメージした。米は安塚区の棚田で栽培されたコシヒカリで、収穫後に室温5度以下、湿度約90%の雪室で貯蔵したもので、甘みが増し、水分量が多くしっとりとしている。 組合事務局長の増野秀樹さん(52)は「安塚の棚田米に注目してもらえてありがたい。ぜひ北島元監督のふるさとの米を味わってほしい」と話した。