ティエリー・アンリが同胞グリーズマンを称賛 「最も過小評価されている選手」
輝き続ける33歳
クラブの年間最優秀選手に選ばれた昨季に続いて、アトレティコ・マドリードのFWアントワーヌ・グリーズマンは今季もチームの攻撃を牽引する活躍ぶりを見せている。今季はここまで公式戦38試合に出場して19ゴール7アシストをマーク。バルセロナ在籍時の2020-21シーズン以来自身8度目となるシーズン20ゴールの大台到達に迫っている。 こうした同選手の活躍ぶりについて、フランス代表やアーセナルで活躍したティエリー・アンリ氏も称賛を惜しまない。同氏はフランスメディア『Le Parisien』とのインタビューの中でグリーズマンについてコメントし、21日に33歳の誕生日を迎えたベテランの健在ぶりを称えている。 、「我々はグリーズマンのことを忘れてはいけない。彼は、ハードワークも才能の一つであることを我々に思い出させてくれる存在であり、最も過小評価されている選手だ。フットボールの歴史の中で、中盤のセンターと両サイド、最前線という4つのポジションで彼ほどのパフォーマンスを披露した選手がいたのなら教えてほしい。ほとんどの選手には無理だが、彼はそれをやってのけられる数少ない一人なんだ」 18日(現地時間)、フランスサッカー連盟は右足首の負傷によってグリーズマンが代表活動から離脱することを発表した。2月20日に行われたインテルとのUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグで負傷した部分が完治していなかったためだ。 アトレティコは第29節まで終了したラ・リーガでは勝ち点55で現在5位、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では準々決勝進出を果たしている。国内リーグで4位以内に入って来季のCL出場権を確保することと、今季の同大会でのベスト4進出にはグリーズマンが欠かせない。そのため、今回の同選手の代表活動離脱は、アトレティコにとってはかなりの痛手だろう。
構成/ザ・ワールド編集部