スティーヴン・ダルドリー監督デビュー作がデジタルリマスターで蘇る!『リトル・ダンサー』公開決定
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(11)、『愛を読むひと』(08)、『めぐりあう時間たち』(02)など上質なドラマの名手として知られるスティーヴン・ダルドリーの監督デビュー作にして不朽の感動作『リトル・ダンサー』(00)のデジタルリマスター版が10月4日(金)より公開される。このたび、本作のティザービジュアルが解禁。さらに、ムビチケ前売券(カード)が発売されることも明らかになった。 【写真を見る】ムビチケ前売券(カード)特典のポストカードは全4種からプレゼントされる 2000年9月29日に本国イギリスで公開された本作。500万ドルという低予算にも関わらず、世界の映画祭で高い評価を受け1億ドル超えのヒットを記録した。日本でも2001年1月27日から公開されると、ひたむきに夢を追いかける少年ビリーの煌めく姿に多くの観客が胸を熱くした。 バレエダンサーを夢見る主人公のビリーを演じたのはジェイミー・ベル。当時13歳だったベルは、2000人を超える候補者のなかからオーディションで選ばれた。ビリーにとって踊ることは、自分を表現する手段。軽やかな動きでなく、力強く激しく「これが僕のバレエなんだ」と訴えてくるダンスシーンの数々は圧巻だ。父親にバレエを反対された怒りをダンスにぶつけるシーン、町中を踊りまわるシーンなど、新人ながら希望や悲しみ、様々な感情をダンスに乗せて素晴らしい演技を披露した。また、「ハリー・ポッター」シリーズのモリー・ウィーズリーなどで知られるベテラン俳優のジュリー・ウォルターズ、『マーベルズ』(23)のゲイリー・ルイが共演するほか、世界的バレエ・ダンサーのアダム・クーパーが特別出演。また、音楽は70年代に一世を風靡したグラムロックのT・レックスによる名曲の数々と、ザ・クラッシュやザ・ジャムの人気楽曲などが使用されている。 今回解禁となったティザービジュアルには主人公のビリーが宙に浮かんでいるように軽やかにダンスしているシーンが切り取られている。バレエとの出会いに心が躍り、「ロンドンのロイヤルバレエ団で踊ること!」という夢に向かって突き進んでいくビリーの強さを感じるものとなっている。 さらに、7月26日(金)よりランダムポストカード(全4種)1枚付きムビチケ前売券(カード)が発売されることも決定した。少女たちに混ざってバレエを練習するビリーの姿や、躍動感あふれるダンスシーンなど、本作の名シーンを切り取った4種類のオリジナルポストカードからランダムで1枚がプレゼントされる。 少年ビリーが抱いた無謀とも思える夢。それはやがて家族や周囲の人間を巻き込み、みんなの大きな夢へと変わっていく。ビリーの情熱と家族愛に心が揺れる青春ドラマをこの機会にぜひ劇場で体験してほしい。 文/鈴木レイヤ