【日本ハム】清宮幸太郎「感情移入」早実同級生のアイスホッケーに興奮 来季の漢字一文字も決定!
日本ハム清宮幸太郎内野手(25)が28日、横浜市内で行われたアイスホッケーアジアリーグの横浜-栃木日光戦にゲスト参加した。横浜には早実で同級生だったGK冨田開(25)が所属しており、同じプロとしてプレーする友の姿に感化された。親友にあやかり、来季のテーマを漢字一文字で「開」に設定した。 ◇ ◇ ◇ 160キロに迫るとされるシュートを受け止めるGK冨田の姿に、清宮幸は胸を打たれた。アイスホッケーは激しいコンタクトゆえに「氷上の格闘技」と呼ばれる。「超~楽しい。思わず声が出ちゃうし、彼のプレーを見るのは初めて」と言葉が弾んだ。 互いに挑戦を続けてきた。清宮幸は高校通算111本塁打を放ち、早大進学を視野に入れながらも高卒でプロ入り。冨田は高3夏に早実を中退し、より高いレベルを目指して海を渡った。高校時代から友人を交えて食事をする仲。清宮幸が「友達が(試合に)出てるとより感情移入する」と話せば、冨田も「自分にとってすごく刺激的。友達が見に来てくれるっていうことがうれしいです」と声をそろえた。 野球の始球式に当たる「パックトス」などで会場を盛り上げた清宮幸は、約30メートル先のゴールを狙いシュートを打つ企画にもチャレンジ。「思い切り打ったろうと思ったら。とんでもない方に…。悔しかったです」と右へ大きく外し、アイスホッケーの難しさを実感した。本業のゴールはブレることなく「日本一です。それしかないです」。この日抱いた気持ちそのままに、来季のテーマを漢字一文字で「開」に決定。親友の名前にちなんではいるが、「開拓とか、新たな道を開いて。(意味は)いっぱいあります」と、その心を明かした。 今季はキャンプ前の左足負傷で出遅れ、規定打席には届かなかったが打率3割、3年連続2ケタとなる15本塁打をマーク。来季はフルシーズンで打線の中心を担うことが求められる。温厚な清宮幸は「(アイスホッケーのように)ガツガツね」と親友のハッスルプレーに触発。お互いプロアスリートとして氷上での再会を果たし、日本一を目指すシーズンへ弾みを付けた。【黒須亮】