【阪神】才木浩人は8回1安打無失点で降板 ノーノーならず4度目完封も目前で逃す
<日本生命セ・パ交流戦:阪神-西武>◇9日◇甲子園 阪神才木浩人投手(25)が8回1安打無失点で降板した。無安打無得点試合の大記録と、今季4度目の完封勝ちを惜しくも逃した。 7回に先制の3点が入り「ノーノー」の期待が一気に高まった。ただ8回の先頭源田を迎えた場面。3球目を投げ終え、何らかのアクシデントでいったんベンチ裏へ。続投が危ぶまれたが、治療後に投球を再開。源田を打ち取った。 ただその直後、山野辺に右翼ポール下への三塁打を打たれた。この回のピンチは無失点で切り抜け、完封への望みはつないだ。 アクシデントの影響もあったか、その裏の攻撃で代打が出され、降板が決まった。8回1安打無失点、9奪三振、3四球、球数112の内容だった。 ▼才木が両リーグ単独トップの7勝目を挙げた。このペースを維持すれば、年間16勝に達する。阪神の投手がシーズン16勝以上なら、03年井川慶20勝以来21年ぶり。右投手なら、81年小林繁の16勝以来43年ぶり。生え抜き右腕となると、73年の上田二朗22勝以来51年ぶりとなる。