NISAで1000万円まで増やすのには何年かかりますか? 具体的な運用シミュレーションを教えてください
(金融庁の資産運用シミュレーションより抜粋) 毎月5万円を年利5%で運用できたとすると、12年目を過ぎたころに1000万円を超えるという結果になりました。もしも、毎月5万円を資産運用ではなく預貯金に回していた場合、1000万円たまるのは16年目となります。資産運用を行うことで、約4年、早く目標を達成することができました。 資産運用では複利の効果というものがあり、うまく活用できれば、利益を再投資することでお金が雪だるま式に増えていきます。投資期間が長ければ長いほど複利の効果は大きくなるため、1000万円たまった後も投資を続ければ、さらに利益が増えていく可能性があります。
月1万円でも効果あり
毎月5万円も投資できないという場合は、まず月1万円など少額から始めてみましょう。月1万円の投資でも、30年後には以下のように大きくお金を増やすことができます。 〈投資条件〉 ・毎月の積立金額 :1万円 ・想定利回り(年率):5% 〈投資結果〉 ・15年目 :合計267.3万円 (元本180.0万円、運用収益87.3万円) ・30年目 :合計832.3万円(元本360.0万円、運用収益472.3万円)
(金融庁の資産運用シミュレーションより抜粋) 30年目には、元本は360万円、運用収益はそれよりも多い472.3万円となりました。これは、複利の効果によって利益が利益を生み、雪だるま式にお金が増えていった結果です。 少額投資でも、長期間続ければ大きくお金が増えていきます。まずは、自分のできる範囲で新NISAを活用していきましょう。
まとめ
新NISAがスタートし、自分も投資にチャレンジしてみたいと考えている人は多いのではないでしょうか。今回ご紹介したシミュレーションを参考にすると、どのくらいお金が増えるのかイメージも湧きやすいと思われます。 ぜひ、新NISAを活用して、お金を増やしていきましょう。 出典 金融庁 資産運用シミュレーション 執筆者:下中英恵 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
ファイナンシャルフィールド編集部