【Krush】藤村大輔「10年近くやってきて、やっと巡ってきたこのチャンスは絶対に逃せない」、璃久「ホンマにブチ抜けなアカン」=王座決定トーナメント準決勝
2024年5月26日(日)東京・後楽園ホール『Krush.161』から開幕する「第5代Krushスーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」。その準決勝で対戦する藤村大輔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と璃久(HIGHSPEED GYM)のインタビューが主催者を通じて届いた。 【写真】記者会見で顔を合わせた藤村と璃久 藤村は2015年8月にKrushでK-1グループデビュー。2019年3月の神保克哉戦後、K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTに移籍した。2020年3月に小鉄から勝利したものの、8月にMIKE JOE、11月に城戸康裕と対戦して連敗。2022年10月に夜叉猿から勝利を収め、2023年6月のビッグバンにて同団体のスーパーウェルター級王座を奪取した。戦績は15勝(7KO)10敗1分。 璃久は2019年4月に『S-BATTLE』でプロデビュー。2戦目からはシュートボクシングを主戦場とし、4勝1敗の戦績を残す。『NO KICK NO LIFE』や『HOOST CUP』、『NJKF』などに出場し、2023年7月にKrush初参戦を果たすと森田奈男樹を3RでKOしてインパクトを残した。続けて12月のK-1ではアビラル・ヒマラヤン・チーターからダウンを奪って殊勲の勝利。2024年3月のK-1 WORLD MAX -70kg世界最強決定トーナメントに抜擢されたが、デング・シルバにTKO負けを喫した。アグレッシブかつ攻撃力の強さを発揮している。戦績は9勝(5KO)3敗1分。 ■藤村「何個かKOできる攻撃を用意してきた」 ──今回、王座決定トーナメントの準決勝というオファーが来た時はどう思われましたか? 「僕はKrushデビューしてから10年ぐらい近く経つんですよ」 ──そうですね。初参戦が2015年8月なので、もうすぐで丸9年になります。 「10年近くですよね。これだけやって、やっとタイトルマッチに関わってくる試合のオファーをいただけたことは、もうメチャクチャうれしかったですね」 ──直近の試合はバッティングでの負傷判定ですが、そこまで連勝でBigbangのタイトルも獲って。Krushは少し久しぶりですね。 「はい。夜叉猿選手との試合(22年10月)以来なので、ちょっと間が空きましたね」 ──負傷判定負けはあるものの、このところ好調と言っていいと思うんですが。 「そうですね、勝つイメージとかはけっこう作れてるかなと思います。だからと言って気を抜いてるわけではないですけど、何となくいい流れでやれてるんじゃないかなというのはありますね」 ──チャンピオンになってからも1年近くになりますが、気持ちの面での変化は? 「僕としては、キックボクシングをやる上での責務というか、新しいベルトを防衛していくという目標ができたことはすごくモチベーションに繋がりました」 ──そういった変化もある中で、今回はKrushのベルトがかかったトーナメントとなったわけですが、トーナメントの4人の顔ぶれに関してはどう思いましたか? 「今、70kg級の日本人といったら、この4人になるんじゃないんですかね。勢いに乗っている選手たちだと思います」 ──その中で今回、璃久選手との準決勝です。改めて璃久選手の印象は? 「すごく攻撃性が高くて、アグレッシブなファイターだと思います。どんな体勢からでもというか、予測不能なところから攻撃を出してきたりするし、攻撃こそ最大の防御みたいなところがあるので、そういったところには気をつけていきたいと思います」 ──それに対して、自分はどう戦ってどう勝ちたいと思っていますか? 「キャリアの差をしっかり見せたいですね。そこで変に付き合ってしまったら、ヘタに飲み込まれてしまうだけなので、僕は僕のペースで戦っていけたらいいなと思ってます。その上で、KOのイメージはできてます。何個かKOできる攻撃を用意してきたので、それがうまくハマれば」 ──所属のKRESTは渡辺雅和さんが離れて、新体制になりました。その影響は? 「もちろん、雅和さんがいなくなったのはめちゃくちゃ大きいことで、マイナスとして捉えられがちですけど、やっぱり僕としては雅和さん頼みみたいなところは払拭していって、雅和さんが見ているところでしっかり勝ちたいですし、選手1人1人がもっと意識を高めて、自分を高めるように意識していけば、一瞬ネガティブ要素にはなりましたけど、最終的にはポジティブに変えていけるんじゃないかなと、僕は思ってますね。まあ、雅和さんも絶対チェックはしてくれていると思うので、いなくなっても安心できるような強さを見せていきたいですね」 ──ここで勝てば、8月に決勝戦があります。決勝では、以前に一度負けている森田奈男樹選手と戦いたいですか? 「そうですね。森田選手には、もう一度やれば勝てる自信はあるので、やりたいですね。小田尋久選手はまだちゃんと見たことがないので何とも言えないところはありますけど、森田選手にやり返したいという気持ちはあります」 ──今回と8月、2回勝てばチャンピオンです。その自信は? 「もちろんあります。僕はこの4選手の中で、誰よりもKrushのリングで戦ってきてますし、一番練習してる自負もありますし、そういったところでもキャリア的にも……空手とかの経歴が長い選手はいますけど、キックボクシングで言ったら僕の方がキャリアも長いですし、Krushへの思い入れも強いですし、自信はあります」 ──4人の中で、Krushでの試合数は一番多いですからね。 「そうですね。やっと僕に来たチャンスですから。璃久選手はまだKrushに出始めて1年とかですし、森田選手も小田選手もそんなに長いわけでもないから、負けるわけにはいかないっていう意地とプライドはあります」 ──では最後に、今回の試合への“決意”を改めて教えていただけますか?。 「10年近くやってきて、やっと巡ってきたこのチャンスは絶対に逃せないし、最近出てきた選手には絶対に負けられないので、絶対に勝ってチャンピオンになります!」
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