木村彩子、2日間、計8ホールの死闘プレーオフ制し全米女子オープン切符/米女子ゴルフ
全米女子オープン日本地区予選(23日、千葉・房総CC房総G)前日に日没サスペンデッドとなったプレーオフの残りが、アマチュアの入谷響(18)=朝日大=と木村彩子(28)=フリー=との間で行われ、木村が「全米女子オープン」(5月30日開幕、米ペンシルベニア州、ランカスターCC)の出場資格を獲得した。2日間、計8ホールにわたった戦いを制して5枠目をつかんだ。 【写真】ツアー初優勝の際には飛び上がって喜んだ木村彩子 死闘を終えた2人は、がっちりと握手を交わした。日本予選からの最後の1枠は、入谷を制した木村が勝ち取った。 「プレーオフではボギーを打っていないし、内容は悪くなかったです」 2022年「全日本サンスポ女子アマ覇者」の入谷は、悔しさを抑えて振り返った。 前日117人が挑んだ36ホールの戦いで4人が突破。5位に並んだ2人によるプレーオフは6ホールでも決まらず、日没サスペンデッドになった。一夜明け、午前6時30分に競技再開。この日1ホール目は両者パー、2ホール目で木村がバーディーを奪い、残り1枠の争いは計8ホール目で決着。2人は2日間で計44ホールをプレーした。 「昨日の残り3ホールで3つ落としたのが悔しい」と入谷。正規の35ホール目をダブルボギー、36ホール目をボギーとしていたのが痛恨だった。 木村は昨年の「全英女子オープン」(予選落ち)に続くメジャー出場。「日付が変わって、気持ちを新たにしてスタートできた。もう一回海外メジャーに挑戦したかった。予選通過はマスト」と見据えた。 ★今年の全米女子オープン出場権を持つ日本選手 笹生優花、畑岡奈紗、古江彩佳、渋野日向子、稲見萌寧、山下美夢有、岩井明愛、小祝さくら、西郷真央、岩井千怜、鈴木愛、桜井心那、西村優菜、神谷そら、仁井優花、尾関彩美悠、河本結、藤田さいき、木村彩子(23日時点)