【広島】33日ぶり首位陥落…新井監督の“代打・上本”的中も“岡本勝負”が実らず 今季3度目4連敗
◆JERAセ・リーグ 広島3―5巨人(9日・マツダスタジアム) 広島が6月6日以来33日ぶりに首位から陥落した。0ゲーム差の2位に迫られていた巨人との直接対決2連戦の初戦。今季、マツダでの同カードは4勝2分けだったが、7戦目で初黒星を喫し、今季3度目の4連敗で首位を明け渡した。 同点に追い付いた直後の8回、2番手・島内が連打で1死二、三塁のピンチを招き、4番・岡本和に勝ち越しの犠飛を許した。なおも2死三塁から門脇に右前打を浴び、リードを2点に広げられた。 4回に逆転3ランを放っていた岡本和を打席に迎えた場面は一塁が空いている状況だった。申告敬遠ではなく、勝負を選択したが“強攻策”で乗り切ることはできなかった。 1点ビハインドの7回は7回2死三塁から9番・森下の打席で“切り札”松山ではなく、直近22打席無安打だった上本を代打に送った。打席も5戦ぶりだったが、巨人2番手・ケラーに右前適時打を浴びせた。チームにとって34イニングぶりのタイムリー。新井監督の采配が的中する形で同点に追い付いたものの、勝利に結び付かなかった。 先発の森下は7回3失点。7回を投げ終えた時点で1点リードを許していたが、自身の代打・上本が同点打。7連勝中だった巨人戦で21年8月24日の敵地戦以来の黒星は回避したものの、チームを勝利に導く投球とはならなかった。
報知新聞社