大雨や台風のシーズンを前に大規模な防災訓練が12日、高知県四万十市で行われました。 四万十川の河川敷で行われた総合水防演習。国や県、県西部の10市町村の消防などあわせておよそ450人が参加しました。訓練は「超大型の台風が勢力を維持したまま接近し四国で大雨の恐れがある」という想定で行われました。 参加者は堤防の上で土のうを積み上げ、河川の越水や堤防の決壊を防ぐ方法を実践していました。また土砂崩れに巻き込まれた車の中から被災者を運び出したり、生き埋めになった人を救出する訓練も行われました。 尾崎正直　国土交通大臣政務官 「日頃よりこういう水防訓練を多くの皆さんとの連携プレーも確認しながらですね、行っていくことでいざという時に役に立つ。そういうことになるんだろうと思います。ですからかなり実践的なメニューで今回も訓練されているわけですが、こういうことは有意義だとそういうふうに思いますね」 参加者たちは万一の災害時に備え、連携や手順を確認していました。