マイク・タイソン機内で緊急事態 吐き気とめまい起こすも着陸後の救急治療で回復 7月20日にジェイク・ポールと試合予定
複数の海外メディアが27日(日本時間28日)、6月に58歳になるプロボクシング元ヘビー級統一王者のマイク・タイソン(米国)が、マイアミからロサンゼルスへの航空機による移動中に「緊急事態」に見舞われたと報じた。米専門メディア「ボクシングシーン」などによると、タイソンの代理人が、タイソンが26日(同27日)、機内で吐き気とめまいを感じたことを認めた。乗っていた航空機は暑さのために2時間遅れていた。 ロサンゼルスに着陸後、救急隊員が飛行機に乗り込んで治療。代理人によると「幸い、タイソン氏はもう問題ない」という。「ロサンゼルスに着陸する30分前に、潰瘍の悪化により吐き気とめまいを感じていた。彼は治療にあたった医療スタッフに感謝しています」と同代理人は語っている。 タイソンは7月20日(同21日)にテキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムでユーチューバーでプロボクサーのジェイク・ポール(米国)と対戦する予定。テキサスではマリファナが禁止薬物リストに含まれているため、タイソンは試合のためのトレーニング中に日常的な使用を中止したとされている。この試合は1回2分で8回戦で行われる予定です。 タイソンは20年に元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズ・ジュニアとのエキシビションマッチに参加している。最後の公式戦は05年6月、ケビン・マクブライド(アイルランド)戦以来となる。 戦績はタイソンが50勝(44KO)6敗、ポールが9勝(6KO)1敗。
報知新聞社