広島、いきなりのピンチに矢野雅哉→菊池涼介の二遊間が素早い連係 阪神の俊足コンビから併殺奪う
◇3日 広島―阪神(マツダスタジアム) 広島の二遊間がいきなりのピンチの芽を摘み取った。 初回、先発・九里亜蓮投手の立ち上がり。阪神は先頭の近本光司外野手が右前打で出塁し、2番・中野拓夢内野手は粘ってフルカウントに持ち込んだ。 11球目、阪神はランエンドヒットを仕掛けて近本がスタート。中野は九里が外角に投じた136キロを打ち返し、打球は遊撃のやや二塁寄りへ転がった。 この打球を処理した矢野雅哉遊撃手が二塁にトスし、カバーに入った菊池涼介内野手が一塁へ転送。無駄のない素早い連係で阪神の俊足コンビを相手に併殺を奪った。 九里は守備陣にも助けられて初回のピンチを切り抜けたが、2回に阪神の5番・佐藤輝明内野手に本塁打を浴びて1点先制された。
中日スポーツ