入浴客が浴室の床に寝そべりゴロゴロ…その姿は“トド”のよう!?あの“トド寝”発祥の秘湯 創業40年目前に迎えた危機【青森県の温泉・銭湯巡り~ドライ風呂】】
実は廃業の危機にあった古遠部温泉 秘湯を残そうと立ち上がったのは…
【編集後記】 実は現在、「古遠部温泉」の経営者は2023年5月3日(水)の放送時と変わり、かつて常連客だった方が後を継いでいます。前の経営者の男性は、高齢などの理由で2022年から閉業を考えていたそうで、タマさんたちが取材へ行く前の2023年3月で終止符を打つ予定でした。しかし、「古遠部温泉をなくさないでほしい」という要望が全国各地から多数寄せられ、事業継承してくれる人を探していました。「わっち!!」で放送した際にも、古遠部温泉を後世に残したい人を募っているという告知をしました。そして、5月中に事業継承者が決まったといううれしい知らせがありました。 事業を継承したのは、当時は宮城県仙台市に住んでいた常連客の女性とその親戚の男性。2023年8月に共同経営という形で営業を開始しました。
「古遠部温泉」は鉱山の開発中に偶然発見された温泉です。そこに前の経営者の父親が別荘を建て、譲り受けた前経営者が改修し、温泉宿として1984(昭和59)年にスタートしました。以来、40年近く親しまれてきた温泉。「トド寝」という言葉も生まれ、全国からファンが訪れる秘湯となりました。前経営者は、80歳・傘寿を目前に事業を継承でき、ホッとしたことでしょう。番組で訪れたタマさんは、事業継承が決まった喜びを自身のブログにつづっています。 ~タマ伸也さんのオフィシャルブログ「タマログ」より~ ATV【わっち!!】青森ドライ風呂コーナーで訪れた古遠部温泉が 新聞に掲載されました! 後継者がいなく廃業も考えていた中で 番組コーナーで視聴者のみなさんに呼びかけを行ってました! 無事に見つかったようでちょーうれしー! 青森へお越しの際はぜひに古遠部温泉へ! (2023年6月15日投稿) 古遠部温泉への道は幅が狭い上り坂が続きますので、訪ねる際にはいつも以上に安全運転を心がけてお願いします。 ~施設情報~ ※2024年7月1日現在の情報 「古遠部温泉」 【住所】青森県平川市碇ヶ関西碇ヶ関山1-467 【日帰り入浴】9:00~20:30 【入浴料】※2024年7月1日現在 ◆大人…400円 ◆小学生…100円 ◆未就学児…無料 【宿泊】 食事なしの素泊まりのみ
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