園児や職員計31人が嘔吐や下痢 サポウイルスによる感染性胃腸炎 教育保育施設で集団発生 岩手県
岩手県は12月13日、中部保健所管内の教育・保育施設でサポウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生したと発表した。 園児と職員のあわせて31人が嘔吐や下痢、発熱などの症状を訴えているという。 県が手洗いの徹底など感染対策を呼び掛けている。 県によると、12月11日に中部保健所管内の教育・保育施設(園児145人・職員39人)から複数の園児に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、12月4日から12日にかけて、園児25人と職員6人のあわせて31人に嘔吐や下痢、発熱などの症状があったことがわかった。 保健所が調べた結果、症状のある3人からサポウイルスが検出された。 重症者はおらずいずれも回復に向かっているという。 県は感染対策として、調理前や食事前には石けんで十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクやビニール手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒するなどを呼びかけている。 ※中部保健所管内は花巻市・遠野市・北上市・西和賀町
岩手めんこいテレビ