歌舞伎座で初めて演出を手がける山田洋次さん

映画監督の山田洋次さん（91）が、歌舞伎座で初めて演出を手がける『文七元結物語』の製作発表会見が11日、東京・港区で行われ、中村獅童さん（50）と、寺島しのぶさん（50）とともに出席しました。 【画像】山田洋次　『十月大歌舞伎』で演出　中村獅童、寺島しのぶらをキャスティング 歌舞伎座新開場十周年「錦秋十月大歌舞伎」（10月2日初日）昼の部での演目『文七元結物語』。山田さんの新たな構想により、脚本・演出を一新し上演されます。 はじめて歌舞伎座で演出を担当する山田さんは「2人（獅童さん・寺島さん）を主役にして“文七元結”を演出できる、とても僕は楽しみにしています」とあいさつ。 幕末から明治にかけ活躍した落語家・三遊亭圓朝さんが口演した人情噺で、獅童さんは左官長兵衛を、寺島さんが長兵衛女房お兼を勤めます。

会見に出席した寺島しのぶさん、中村獅童さん、山田洋次さん

去年の4月から構想があったという『文七元結物語』。配役について山田さんは「主役の長兵衛を誰にするか、松竹と話している中、自然と獅童さんの名前があがってきた気がします」と話し、「獅童さんといろんな話をする中で、獅童さんと寺島しのぶさんが子供のころから仲がよかった、という話を彼が語っていて、そんな2人なら（配役で）とってもいい夫婦になるのではと」と2人に決めた理由を明かしました。