米山隆一氏、玉木代表の“103万の壁”引き上げ案に持論「あまり悪口は言いたくないですけど…」
立憲民主党の米山隆一衆院議員(57)が13日放送のABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)に生出演。国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が推し進める「年収103万円の壁」引き上げについて言及した。 国民は課税最低限を「178万円」に引き上げることを求めている。玉木代表はこの「178万円」について、10日放送の「有働タイムズ」で「103万の基準が決まったのが1995年で、今から29年前。その時の最低賃金が、上がったと言っているけど、660円台。29年間で1.73倍になっているので、その高さも1.73倍。103万円×1.73倍で178万円」と説明している。なお、実現した際には「7.6兆円」程度の財源が必要になるとみられている。 対して、立民は年収130万円を超えると社会保険料の支払いが生じる「130万の壁」の対策として、減少した手取りを給付で補てんする法案を衆議院に提出。給付額の幅を徐々に減らし、原則年収200万円まで支援する。立民の試算では356万人ほどが対象で、財源は「7800億円」程度だという。 番組ではそれぞれの政策について議論を行ったが、米山氏は国民の案で「7.6兆円」程度の財源が必要とされていることについて「あまり悪口は言いたくないですけど…党から“悪口言うな”って言われてますけど。正直“玉木さんが手柄欲しいんじゃないんですか?”って。だって論理的じゃないでしょ」と批判していた。