NHKスペシャル『闇からの飛翔~ウクライナ国立バレエ』放送 戦時下の芸術の価値に迫る
NHKスペシャル『闇からの飛翔~ウクライナ国立バレエ』(NHK総合)が、12月21日22時より放送される。 【写真】ウクライナ国立バレエ プリンシパル ニキータ・スハルコフ 150年余りの歴史を誇るウクライナ国立バレエ。今夏、ロシアの侵攻以降初めて“戦争”をテーマにした新作『Wartime Elegy』の公演に挑んだ。本公演を率いるのはアジア人で初めて芸術監督に就任した寺田宜弘。戦争が始まる前までの主演演目だったチャイコフスキーの3大作品(『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』)を封印し、留まったダンサーとともにウクライナバレエの新時代を切り拓く。 また、本演目の指導にあたったのは世界的振付家 アレクセイ・ラトマンスキー。自らの出自であるロシアとの決別を期し、侵攻下の創作に臨んだ。 番組では、それぞれの葛藤と挑戦の舞台裏に密着。戦時下の芸術の価値とは、戦禍を生きるとはどういうことなのかに迫る。なお、同番組で取材したバレエ作品全体が12月24日0時35分よりNHK BSにて放送される。
リアルサウンド編集部