米メディア、小笠原慎之介に辛口論評「今永の二匹目のどじょうを狙うのは想像できるが…」懸念材料は「上沢と同じような奪三振率の急落」
中日は小笠原慎之介投手(27)のポスティング(入札)制度によるメジャー挑戦を容認。これを受け、米放送局CBSスポーツは「佐々木朗希に続き、2025年の大リーグ挑戦に打って出るFA選手たち」のタイトルで15日までに特集し、小笠原を辛口で論評した。 「小笠原慎之介に群がるメジャー球団が『背が低い左腕だ。今永昇太の二匹目のどじょうを』と狙うのは想像できる。だが悲しいかな、そこまでの重責を小笠原に担わせるのは少なからず酷だ」 具体的に、プロ通算200試合弱(190試合)で防御率3・67、奪三振/四球率2・39と紹介し、「制球は優秀なレベルを維持し続けている一方、9イニング相当の奪三振率は自己ワーストの5・1に急落した。同じような奪三振率の低下は、2023年の上沢直之にも見られた」。小笠原の奪三振率は2022年が8・7、23年は7・5だった。 上沢に関しては「昨オフのレイズ契約後にレッドソックスへ移籍したが、結局は3Aでも厳しい状況に置かれ、故障もあってメジャー2試合の登板にとどまった」とした。上沢の日ハム時代の奪三振率は22年が7・8で、23年は6・6だった。 メジャー挑戦1年目の今季は、オープン戦4試合で防御率10・33をマーク後、Rソックスにトレード移籍。3Aでの登板20試合(先発6)は防御率7・63で、シーズン終了後にFAとなった。 同局は「もちろん、これは奪三振率という1点のみのデータであり、これによって獲得を目指す球団が二の足を踏むわけではないだろう。それでも、大リーグの打者たちに彼の投げっぷりがどれほど通用するのか疑問視する価値は十分にあると思う」と結んだ。
中日スポーツ